かねみつ~しん。 ☆ソロモン編☆

青年海外協力隊としてソロモン諸島に理科教師として派遣されていたときの記録。その後、ソロモンの生徒たちを日本へと招待してしまってからの備忘録。。。

久しぶりの更新になってしまった。

というのも、最近ネットの調子もよろしくないのだが、持ってきたIT機器の具合がことごとくよろしくない。細かい説明は差し控えるが、ノートパソコンもタブレットも、スマホも、何とか使えるけど…、ご機嫌が悪いときは全然使えない。…ってな状態。

デジカメも2台持ってきたが1台は完全に壊れてた…。

赴任前に買いそろえたものがほとんどなので1年とちょっとしか使っていない。

 使い方が悪いのか、高温多湿だからか、机の上にいる大量のアリがだめなのか、はたまた運が悪いだけか…、、、

修理に出して…、新しく買い替えて…、

日本みたいにすんなりいかないこの暮らし。素直に受け入れるしかない。
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まぁ、なくても日本ほど困らないけどね~。

とはいえ、スマホだけでいい…、帰国までもってくれ…。願いよ届け~。

 そんなわけで、パソコンのご機嫌をうかがいながらの更新だ。

 

授業最終週を迎えた。
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「今日は最後の授業だから…」
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そんな言葉で授業を始める。

 いろいろなことに思いを馳せながら…、、、、
楽しかったこと、大変だったことを思い出しながら…、、、
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とはならない。

いつもとまったく変わらない。
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「今日は最後だから…、、、」そういう感覚をもっていたのは私だけだったようだ…。

 「うるさ~~~い。テスト範囲終わらないだやろっ!!!」
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いつも通りの闘いが繰り広げられるだけであった。

まっ、「これはこれでいっか~」って思う。

 「はい。最後の授業やから写真撮るで~。」
またこれが難しい。

みんな写真はめちゃめちゃ大好きだ。
撮るもの見るのもめちゃめちゃ大好きだ。

 ただ、みんなでの撮影となると「恥ずかしい。」が勝る。

セッティング、移動、整列…、想像を絶する困難さ。尋常じゃない。
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挙句の果てに逃走者も出る。逃走者を捕まえると別の逃走者が現れる。

はい。やっと撮れました。
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全員いるかは不明。

 ただ、撮影後は「写真見せて~。」の応酬。
この裏腹な感じ…、、、未だ理解に苦しむ。

さてさて、最後の授業ができたのはまだ良いほうで「明日から授業なくして卒業式の準備するから~。」
校長の一言で突然授業がなくなる。

 はい。すでにしめくくられていたパターンきた~。
まあ、これも予想済み。
他の先生にお願いして授業を頂戴するだけ…。

 日本だと、学年末どの教科もきっちり終わるよう予定を念入りに立てて…、「申訳ないけど1時間もらえない…」なんてお願いをするのだが、
こちらでは、誰にお願いしても授業をいただける。

むしろ感謝されるのである。

 そんなこんなで、Form1、Form4ともに「終わった~!!!」
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「ありがとうございました~」

何となくの達成感を味わることができた。

 ただ、、、自分の達成感はさておき、生徒たちの達成感がどれほどのものなのか。
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心配でならない。

今週のテストで明らかになる。

いや、何となく答えはわかっているのだけれど、1年間を通してよく頑張っていた生徒たちが報われることを願っている。
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最近ネットの調子がいまいち・・・、、、
このブログを更新するのも半日がかり・・・、、、まっ、しょうがない。

さて、National Exam 日本の入試のような試験があった。
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「テストなのに手ぶらで来るな!」
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「筆記用具は頭にあります。」これも、しょうがない。

このテスト日本でいうところ入試。結構重要な試験。小6、中3、高2が受験する。合格すると小6は中1に、中3は高1に、高2は高3になれる。が、落ちてしまうと…、終了~、という厳しい現実が待っている。

幸いにも私が教えている学年ではないので、生徒たちにさほど緊張感はなかったのだが、
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う~ん。受験する学年も緊張感があったのか…、、、なかったのか…、、、いささか疑問である。

この試験が終わると、一気に卒業式やらクリスマスやら長期休暇やら…、そんな雰囲気が押し寄せてくる。一応12月15日まで授業をやることのなっているのだが、いつ「終わり~」ってことになってしまうかわからない。
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とにかく、学年末テストの範囲を終わらせよう。
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 本日は、ムンダの食を紹介しよう。赴任当初はカツオカツオカツオの応酬だったのだが…、
最近はレパートリーが増えた。
 
こちらがムンダのマーケット。
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金曜の朝はとってもにぎやか、というより金曜日の朝以外は閑散…

野菜は日本ほど種類があるわけではないが、結構そろえることができる。
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これはスリパリーキャビス。ほうれん草とモロヘイヤと苦味を足したような味わい。隣はココナッツで作ったカゴ。
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これはキュウリ。ソロモンのキュウリ巨大・・・。
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ナスもある。そのほか、カボチャやトマト、ピーマンもあるし、芋類はキャッサバ、サツマイモ、サトイモと充実している。
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果物はおいしい。最近はまっているのがこちら
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ポモロ。皮をむくとこんな感じ。
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グレープフルーツの王様だ。
暑い11月にぴったりの爽やかな味わい。
左から
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パパイア、アボカド、マンゴー。
これは
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みんなアップルとよぶ。そういえば・・・ぐらいでリンゴの味がする。

そしてなんといっても、ソロモンパイナップル。世界で一番おいしいと思う。
世界中のパイナップルを食べたわけではないが・・・、

あとは、魚介甲殻類も充実している。これは、
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デオ。日本でいうとハマグリってな感じ。

本日のお買い物はこちら。
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全部で44ソロモンドル。日本円で660円ってところ。
安い!!!多い!!!余る!!!
この国に一人暮らしなんて言葉はない。

あとは、子どもたちが、
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果物や魚なんかを山ほどもってきてくれる。
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そして、火をおこして料理をする。
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ガス生活はやめた。できるだけソロモン式生活を心がけている。
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お前もすっかりソロモンボーイだな…
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文明やテクノロジーなんてなくても人間は生きていける。
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衣食住さえあれば。

 

ご縁あって、練馬区立開進一中とビデオコールを行った。
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時間はわずかであったが、コミュニケーションがとれて良かった。
子どもたちもとってもエキサイティングだったようだ。

 ただ、前日の予行で確認して、「明日お昼にこの場所集合!!!」ってことにしてみたのだが、
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案の定誰も来ず、そんなことは予想していたので、早めに村をうろうろ…

その辺にいる子どもたちに声をかけて…、
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はい、英語の練習。。。「My name is…」
案外英語しゃべれない。

 よし、そろそろ電話来るぜ~
「せっかくだから海辺でやりたい」って…、
海辺にダッシュ!!!!

よかった間に合った。。。
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「ん?水浴びしている人がいるな~。ん?服着てないな~…。はいっ、遠ーくに行って~。」

そんな感じで何とか無事に終えることができた。

 交流に協力してくれた先生、英語部の皆さんに感謝を申し上げます。ありがとうございました。Leana Hola!

 

「英語思ったよりわかってない」という事実。

国旗の裏に書いてある国名。「Japan」「France」「United Kingdom」…読めない。
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学校に行っていない子はほぼ読めない。
小学校高学年の子で半分ぐらい…。
中学生の子で7割くらい…。

英語が読めない。国旗の暗記
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苦戦。

この国の教科書全部英語で書いてあるけど…、

計算は結構できるようになってきた。
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分数、小数もできるようになってきたぜ~。
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子どもの理解力は凄まじい。
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教えてあげるぜ~。

できることになっていくことが喜びに変わる。
そして、我が家での勉強会を機に自宅で勉強するようにもなったそうな・・・、、、
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はいっ。100点。
「勉強って楽しいね。」って純粋な子どもたち、
そんな子どもたちと接すると、教えることも楽しいって思える。

 日本だと、受験のためだとか、テストのためとか、どうしても縛りがある中での勉強になってしまう。
もちろん、どちらもとっても大切なことには変わりない。が、自分自身の経験を振り返ると「勉強が楽しい。」という感覚ではなかったように思う。

日々の勉強会で「勉強が楽しい。」そんな感覚を今になって味わっている。
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