かねみつ~しん。 ☆ソロモン編☆

青年海外協力隊としてソロモン諸島に理科教師として派遣されていたときの記録。その後、ソロモンの生徒たちを日本へと招待してしまってからの備忘録。。。

Term2が終了した。
長期休みになった。

最後の1週間は授業がない。

月曜日は掃除、
image

火曜日は大掃除、
image

水曜日はスポーツ、木曜日は修了式

あれ…?、金曜日は…?

1日前倒しでお休みに突入~~~


採点も急ぐ必要ない。
生徒が掃除中に採点すればよい。
採点完了後、返却する。

答え合わせ、解説なんてない。

テストは終わった後が大切。
「間違えた問題は必ず復習しよう!!」なんて…
日本での常識に過ぎない。

点数を見て、一盛り上がりして終わり…
ただの、紙きれと化す。

是非、答え合わせと解説を…、、、と教室に行ったのだが…

自由を勝ち取った生徒たちに聞き入れてもられる余地はない。

いや、そもそも教室にいない。すでに解き放たれているのである。

解説どころか、生徒を捜索し、返却するだけでも達成感が味わえる。


そんなこんなでお休みに突入したのである。

海に食糧調達に出かけ、
image
image


畑を耕し、

滑走路を散歩し、
image


教会で歌を歌い、
image


海をのんびり眺めて、
image


お家でだらだら過ごすのである。
image



そんなときの食事は、外でバーベキューも悪くはない。
image


薪を集めるところから始まる。
image



一日のしめくくりは、満点の星空シャワーを見ながら雨水を浴びる。

生きること以外に時間を割く必要がない。

そんな毎日もなかなか良いもんだと思う。






テスト習慣。

月曜の朝8時。学校が開かない。
image



先生たち、テストづくり必死でやってたから…
前日の夜…、しかも深夜まで…。


頑張ったら休憩する。
これ自然の摂理。


学校が開かない。
これ当然のこと。

間違えて、時間通りに来ちゃうと教室に入れない…


ただ、誰も文句を言わない。
座ってのんびり過ごす。
時間に追われる必要なんてない。


その後、

約1時間遅れでテスト開始。


1時間だけ!!!
早っ、と個人的には思う。みんな頑張ったのだ。

そして、今回のテストはというと…


とりあえず、

あわてず落ち着いて受験すること、不正行為の禁止、正々堂々と受験することを伝えるために教室へ行った。


すると、

「机と椅子たりませ~ん。」…


いつもは欠席生徒がたくさんいるのに、テストは受験したいのか…

久々の満員御礼。。


はいっ、あわてた~

落ち着いて試験どころか、朝から駆けずり回る事態…。


何とか机椅子を確保し、テスト開始。
image



そして、試験中

明らかなるカンニングが減った。

空中を飛び交う文房具が減った。

とめどない「ヒソヒソヒソ、コソコソコソ」が減った。


もしかしたら、そんな気がするだけなのかもしれないが、
思ったよりちゃんとやってくれた。


直前に、カンニングについて熱く語ったからか…、

前回あまりにカンニングが多くて怒ったからか…、とにかく、気持ちよく採点しようと思うレベルで試験に取り組んでくれた。


ただ、目が合うと満面の笑みなのは変わらない…

もう、怪しくて仕方ない。
image
これでも一応試験中。
机に座ったり、後ろ向いたり、立っていたり、
信じよう・・・・・・


そして、採点の山。

出来はというと……

相当苦戦を強いられている…。

テストが難し過ぎるのか・・・、
教え方が悪いのか・・・、
言葉が通じてないのか・・・、

いろいろ考えるのだが、生徒たちは決して他人の責任にはしない。

「勉強全然しなかった・・・。」と謝罪してくる。
テスト中、テスト用紙にメッセージを書いてくれる。
image
Kunioはナイスだ!と誉めてくれる。けど、テストはできないと謝罪文付きで・・・、

いやいや、もっと頑張れよ・・・
と、突っ込みを入れたくなるのは、私だけでしょうか。

自分が学生のときは、上手く行かないことがあると、自分の反省点はさておき、都合の良い誰かを見つけて、責任を押し付けていた。そんなことが多かったように思う。

誰かを非難することより、素直に反省する。
成長への基本だと感じる。
ただし、反省を次に生かせれば・・・・・・
なかなか、生かさないんだな~


さてさて、
この理科の授業については悩みが山ほどある。


生徒たちの現在の学力を考え、教えた方いいと思うこと。

National exam(ソロモンの入試のようなもの)に備えて教えなければいけないこと。


この2つがどうもかみ合わない。


基本的なことをしっかり教えたいのだが、

難しいことをたくさん教えなくてはいけない。そんな感じだ。


日々葛藤である。


ただ、生徒たちは勉強ができようが、できまいが、そんなに気にしていない。


「少しぐらいは気にしろっ!!」って思うこともあるが、


いつも明るく、とっても優しい生徒たち。

それでいい!!とも思う。



今週、最後の1週間。
しめくくりを大切にしようと思う。


大切にできるのかは謎だけど。

とりあえず、
image
釣りにでも行こう。




ソロモン諸島での生活…
もうすぐ1年になる。


もう、頭に草を山ほど突き刺していても
image
驚かない。


前髪を増毛させて来ようとも
image
「くすっ」って笑う程度。


さて、

今日はソロモンでの生活に欠かすことのできない7つ道具を紹介しようと思う。


1、ブッシュナイフ
image

何でもできちゃう。
ソロモン人はこのナイフ1つで何でもやっちゃうのだ。
image

どこにでも持っていく。

草刈り、木材の伐採、結構でかい木も伐り倒す。
道をつくるのも、畑つくりも、穴を掘るもの、鉛筆を削るのも、缶詰を開けるのも、
こいつを持っていると無敵なのだ。


2、バケツ
image

洗濯、水浴びはもちろん、井戸水汲み上げ、収納用具としても使える。

雨の日なんかは
image
外に出し置くだけで水をためてくれている。とってもありがたいやつ。

3、衣装ケース
image

衣装ケースなのに衣装をしまっている人はいない。

食料品をしまっておくのだ。
これはもう食料ケースである。

ごはん。ドーナツ。魚。大量にに作ってこのケースに入れて持ち運ぶ。
image



そして、お家でも食料保管庫として使っている。「まだ、封を切ってないから大丈夫!!!」

なんて、お米やお菓子をそのまま置いておくなんて…

南国の虫さんは強力。袋を簡単に食い破って侵入してくる。

いざ、食べようとすると…

袋の中は、大量のアリさんたちが暮らしているなんてこともある。

もう、地獄絵図。

そのまま、さようならをするしかない。

楽しみにしていたインスタントラーメンなんかがやられたときは、
立ち直るのに時間がかかる。



4、虫よけ、殺虫剤
image

日本製品より強力。
蚊からの攻撃を防ぐことは最重要事項の1つ。
マラリアやデングにかかると大変。

ただ、普段の生活の中で、蚊より厄介なのはハエ。

常に外で待ち構えている。
外出するやいなや「ぶーん」。

歩けども、走れども、暴れようとも…「ぶーん」

ずーーーっと、そばに寄り添ってくれている。

なかなか一人にさせてはくれないのである。「ぶーん」


5、ビーチサンダルimage
擦り切れるまで・・・、履き潰す。

毎日のようにスコールがある。
image
雨のときの道は・・・、もはや川である。
image

いや池かもしれない。
image

靴なんて履いていると一瞬で泥を吸い込んでしまう。軽い筋トレになる。

長靴なんて・・・、蒸れ蒸れが過ぎる。


6、ヒムブック
image

この讃美歌の歌集(現地語版)一緒に歌うためには必須。
image
一緒に歌えると楽しさ倍増。


7、ココナッツオイル
image
おばちゃんたちの手作り

このボトル1本で20ソロモンドル(300円ぐらい)
料理にもよし、肌に塗ってもよし
日焼けの痛みやわらいだような…。


さて、もうすぐ長期休み。
来週はテスト。

今学期の締めくくりを頑張るとしよう。


実験紹介
image
なぜか、もともとあった硫酸銅水溶液、食塩水、シャーペンの芯、手回し発電機を使って電気分解。

銅ができる様子やら塩素の匂いなんか確認できた。

授業はぼちぼち…
image
協力隊感の出る1枚


テストはどうなることやら…image大丈夫なのかこの人たち・・・


↑このページのトップヘ