かねみつ~しん。 ☆ソロモン編☆

青年海外協力隊としてソロモン諸島に理科教師として派遣されていたときの記録。その後、ソロモンの生徒たちを日本へと招待してしまってからの備忘録。。。

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帰国前日。いつも通り夕日を見送る。
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その夜。

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ファイナルミーティングを開催。

送り迎えも含め4ヶ月もずっと一緒に過ごしたな。楽しいことも、嬉しいことも、辛いことも怒ったことも、、、いっぱいあった。

俺は日本で毎日のように怒っていたな。ソロモンでは怒ったことなんてないのに…
すまなかったね。って話を切り出す。


ソロモンから来たからしょうがないか…。って、割り切って受け入れることは簡単だった。

だが、君たちのライフスタイルを尊重し過ぎると、せっかくの異文化を学ぶ機会を潰しかねない。

だから、毎日怒って日本スタイルを学んでもらっていたんだ。


そんなことも彼らに伝えた。


あと、日本について、来る前のイメージと今との違いを聞いてみた。

日本は、楽しいことだらけで、物もいっぱいあって、幸せな国だと思っていた。

しかし、実際は違った。

時間に追われ、やるべきことに追われ、気がついたときにはもう夕暮れ、、、

「つかれた~。」「いそがし~。」「ゆっくり休みたい~。」「眠たい~。」

そんな愚痴が多かった。


日本はリッチな国でソロモンは貧しい国っていう言い方。


あながち間違ってはいないかもしれないが、それは、お金と物に限ったお話。

お金と同じ価値のもは時間だ。「時は金なり。」なんて言葉もあるぐらい、、、。


お金に関しては、日本がリッチだ。
だが、時間に関しては、ソロモンがリッチだ。

だから、どっちの国もリッチカントリーだ。
どっちが幸せとか比べることもできないし、人によって感じる心も違う。

だから、日本のことばかりうらやましがるのはおかしい。
現に、ソロモンのいいところもいっぱい見つかっただろ?
他人の国をうらやましがる前に自分の国のいいところをしっかり知っておくべきだ。

それを大切に守りつつ、今後の発展を考えなさい。と話をすることができた。

そうして、彼らとの4ヶ月は終わりを迎えた。
今後彼らがどのような人生を歩くのかはわからない。


日本での経験をどのように友人や親戚に伝えるのか。
日本での生活をどのように生かして、ソロモンで活躍するのか。
はたまた、過去の楽しかった思い出としてだけで終わってしまうのか。


今すぐにわかるものではない。

ただ、

日本で過ごした経験を彼らは忘れることなないだろう。
日本の出会えた友だちのことを忘れることはないだろう。
この3ヶ月の生活を一生自慢し続けるだろう。

それだけでも十分だ。

そんことを、思いながら帰路についたのである。
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こうして、この長い遠足はすべて終わりを迎えた。

お見送りご苦労。
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お母さんもね。
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ちなみに、滑り込みセーフで
ボーイズたちは、日本の生徒へのプレゼントを届けてくれた~~~。
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お手紙書けた。

これをみんなに、、、
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これも、、、
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持って帰りま~~~す。
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さて、再びの感謝。
このプロジェクトを実施するにあたり、多くの人々の協力を得ることができた。

多大なるご奉仕(カンパ)を出してくださった方々。

準備など、多くの時間をかけてお手伝いいただいた方々。

日本各所を訪れるに当たってお世話をしてくださった方々。

あたたかく迎えてくださり日々ともに生活してくださった勤務校関係者の方々。

あげるときりがないがここで感謝申し上げたいと思う。ありがとうございました。



とりあえず、日本でぼちぼち働きます。
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そのうち、ブログも更新するかもしれないのでたまには覗いてください。
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最後に、今後は、彼らの日本生活の様子をアップすべく、
YOTUBE「ソロモンTV」の更新を進めようと思っている。たぶん、、、

こちらも、お暇があれば覗いていただけたらと思う。

それでは、またね~
「ドゴリゴ カイガ トートソ」→またね~

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次は、俺たちを日本に連れてけって、、、

どーしよっかな。
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私のイライラはさておき、、、
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だって、人も動物もこの事態。イライラなんて馬鹿らしくなってくる。

ただ、滞在日数5日間。
やっておくべきことをやらなくては、、、

学校を訪れた。
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久々の学校。
相変わらずの生徒たち。

「KUNIO久しぶりだな~~~。」
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って、懐かしい顔に癒やされる。

日本の歌。歌おうよ~~~。
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生徒たちとのんびり歌う時間。
そんなの、日本にない。

合唱コンでもない限り、、、
合唱コンでものんびりは歌わない。
必死に歌う感じ。

授業に乱入。
ちなみに今板書している人。
これ生徒。
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先生は職員室でお休み中。

これ、黒板に書いとけって、、、
みんながそれを写すだけの授業。

日本だとニュースになるような話。
これがソロモン流。
おおらかの向こう側なのだ。

この板書している生徒は自分のノートにはいつ書くのだろうか。
疑問だ。


校長~~~。
「イテは無事に帰ってきたぜ。」
「当の本人は家で休んでるけど・・・」
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とりあえず、ビデオレターの撮影に応じてくれた。

「明日はイテ連れてくるから・・・。きっと、、、」


よっし、、、
みんなにいろいろ配ろう!!!!
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お父さんに大きいサイズの洋服。
これ、同僚の先生からいただいた・・・。

野球流行らせてくれ~~~。
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さっそく、キャッチボールが始まる。
もちろん、初めてとは思えない豪速球。。。

家庭科の授業で作ったポーチ。
お母さんにプレゼントね。
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お手紙入りでね。
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教材や台紙は先生方が準備してくれた。
プレゼントできるようにって、、、

ありがたい。

よしっ、、、
テレビ電話しておこう。
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「モシモシ~イテデス。」
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「ゲンキ?」

日本の生徒にいただいた折り鶴でできた国旗を、
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教会に掲示する。

あとは、いつも通りの勉強会。
相変わらず、明かりは懐中電灯が頼りだ。
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イテは先生役として君臨することになった。
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採点よろしく。

「KUNIO勉強会するのか?」
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「おう。やるぜ。」
「やった~~~。」
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そんなこんなの5日間。
それなりにやるべきことをやって、会うべき人に会って過ごす。

KUNIOピンチだ。助けてくれっ!!!
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「何?」

車買ったけど、ナビの設定が日本語でわからない。
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よろしく頼む。

ナビ機能OFFにして、
何かしらの通知設定OFFにして、
はいっ。どーぞ。
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ありがとう~~~。

って、良い車買ったもんだ。
こうして、またもや村の変革を知ることとなる。

車も増えたが、建物がまた増えた。
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店ができるんだって~~~。

あと、これ写真だとわかりずらいが、
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ソーラーパネル群。パワーステーションができた。

そして、いつもお世話になっているお母さんのお家にもついに、
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電気を通す工事が始まった。

もうすぐ、
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電気が灯るとのこと。

「KUNIO次来るときは電気がついてるわ~~~。」
って、みんな嬉しそうに話してくれる。


当たり前だ。電気が来て、便利になって、幸せになるのだ。

だが、少し寂しい気持ちにもなる私。
日本では、ふんだんに電気使っているくせに・・・。

ここはこのままであって欲しい。なんて、、、
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自分勝手な私なのでした。


感動のお別れから帰宅。

前日作業は深夜に及んだ
最終的には「とにかく全部詰め込め~」ってことに、、、
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はいっ、さようなら~~~。
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日本に到着したときは、
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荷物こんだけだったのに、、、↑

なんじゃ。この量は、、、
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めっちゃ多い~~~。

電車を乗り継ぎ乗り継ぎ最安値で成田に到着。
最後の晩餐は、、、
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牛丼で締める~~~。

牛丼に始まる牛丼に終わる今回の旅。

ほな、帰りましょか。
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いよいよだ。

行くで~~
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エスカレーターも堂々たる歩きっぷり。

体も大きくなったのか。
来たばっかりの何事にもおっかなびっくりだった頃から比べてずいぶん成長したもんだと感じる。

熊さんのぬいぐるみを抱きしめること以外は。。。
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よっしゃ~~~。帰れるで~~~~~。。
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ここまで来たら早く帰りたいらしい。

この人以外は、、、
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飛行機でもアルバムを眺めるイテ。

まずは、9時間、
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フィジーに到着。
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偶然あったJICA関係の知り合いにアルバムを見せていろいろ説明。
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さっ、乗り継ぎだ。飛行機来るかな~~~?
行きは飛行機が来ず、3日間フィジーで足止めだった。
なかなか表示されない搭乗ゲート番号にどきどき、、、

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でも、大丈夫。
飛行機来た~~~。

こうして、その後3時間。
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無事ソロモン諸島に到着することができた。

入国審査に向けて書き物、、、
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もう、3回も書き間違え、、、。。
ここでは成長を感じない。。。

さて、今回は彼らの地元の村まではフェリーにて移動。
飛行機代をケチる。

船着き場へ直行!!!
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無事に間に合った。アンジネット。
帰路は驚くほど順調。

客席はこちら。
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この野球の応援席的なイスで24時間・・・。きつい・・・。

ちなみにこのフェリー日本製。
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「お客様へのお願い。」きっと誰も読めない。

この、どっかの湖の遊覧船的なフェリーで太平洋を横断するわけだ。
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出港。

ただただ、耐えるのみ。
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そして、この熊のぬいぐるみ。
私の枕として大重宝。。。イテでかした。

イテ・・・。
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イテを見ていると。悲しい気持ちがこみ上げる。

夕日でも眺めよう。。。
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そして、夜を迎える。
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へし折れんばかりの体勢で就寝。

長い夜が明ける。
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まだ、先は長い。
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途中いくつかの港に寄る。
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ついでに、船の全貌はこちら。
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久々のソロモンフード。
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手で食うか。
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んっ!!!
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サメが集まってきた。
ソロモンを感じる。

あ~~~。この景色。
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ソロモンを感じる。

世界最大のマロボラグーンを通過。
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またまた、ソロモンを感じる。

にしても、、、
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暇~~~。

だからって、、、
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遊びが過ぎる。
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1回落ちた方がいいかもしれない。
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サメいるけどね。

虹や~~~。
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生徒が作ってくれたお別れ動画でも見よか~~~。
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そんなことしているうちに、
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夕方になる。

最後の立ち寄り港。
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とりあえず、
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食うか。箸使うのね。

ゴミもまとめるのね。
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日本での習慣。いいことだ。

よし、、、見えた。
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ついに、
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到着~~~。

下りるで~~~。
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もう、村人がお迎えにいっぱい来てくれていた。
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あっという間に姿が見えなくなる。

さて、トラックの荷台に乗り込んでと、、、
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最後の移動。
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漆黒のジャングルをトラックで駆け抜ける。
明かりは後続車のライトだけ。

フラッシュ
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もう、お土産の箸わたしてんのか~~~い。

はいっ。着いた~~~。
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人めっちゃおる~~~。
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夜11時ぐらいに到着したのに・・・。

パーティーが用意されていた。
もう、腹一杯やけどありがたい。
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スピーチ。
ジョナタン。
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レンシー。
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イテ。
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ほっと一息。
久々の村。久々の村人。久々の家族。

最後は村長から一言。
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「良く帰ってきててくれた。
日本はどうだった?
きっと考え方が広がったはず。
広い世界を感じてきたはず。
この村のため、これからのソロモンのためにしっかり働いてくれ。
KUNIOそれから日本の皆様に感謝します。ありがとう。」

そんな話をしてくれた。

でもまあ、無事で何より。
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とりあえず、寝ましょう。


もう、何回通っただろう。
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いつもの道のりを歩く。
雨の日も風の日も、一日も欠席せず毎日登校した。*遅刻1回
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毎日サボらずに通うことが普通ではないソロモン。

毎日元気に体調を崩すこともなく、大きな怪我もなく、それだけで大大大合格だ。

今日は午前中だけ登校して、みんなにあいさつしようね。
まずは、職員室でね。
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「メッチャタノシカッタデス。」
「センセイガタニオセワニナリマシタ。カンシャシテイマス。」

流暢になりつつある日本語であいさつを述べた。

そして、授業。追い込んで~~~。
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さっ、いろいろ仕上げて~~~。

できた~~~。
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最後の体育。
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バレーボール~~~。楽し~~~。

最後の給食~~~。
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日本のランチめっちゃおいしかった~~~。

イテに野球部からのプレゼント。。。
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うれし~~~。

バタバタと時が過ぎた。

このままの流れで緊急お別れ会開催。
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ビデオクリップ作ってきてくれた友だちがいたり、

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アルバムをプレゼントしてくれたり、、、

本当にありがたい。

お返しににこの絵を送りますっ。
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イテは野球やり過ぎて絵を描く時間がなく、、、
心を込めたメッセージに切り替えた。
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ジョナタンの作品はお家からの景色。
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この景色↓
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レンシーはいつも泳いでいる海と遊んでいる島
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この景色↓
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はじめての油絵。
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よく頑張った。
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お世話になった美術部の先生と生徒さんに感謝。。。

そして、あっという間に帰宅時刻となる。
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「泣くな~~~。」

「また、会おう!!!」
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荷物をまとめて、
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そのまま、多くの先生や生徒たちに見送られ下校。
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最後に一枚。
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さようなら~~~。
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こうして、彼らの日本の学校生活は終了を迎えた。
なんか、3ヶ月長いようであっという間に過ぎ去った。

日本の生徒とソロモンの生徒が一緒に学ぶ。
そんな夢のような景色を毎日見ることができて本当に楽しく幸せな時間だった。

準備に協力して下さり、また、暖かく迎えて下さった学校の教職員の皆様に感謝申し上げたい。
そして、ソロモンボーイズが「学校行くの楽しい。」と思わせてくれたクラスメイトの皆さんにも感謝したい。ありがとうございました。LEANA HOLA(リャナホラ)

さて、これから彼らをソロモンまで送り届けけなくてはならない。
「家に帰るまでが遠足。」
残りあとちょっと、安全第一で頑張ろうと思う。





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